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2023 / 09
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ヤマハコンサートグレードを受けてきました。
昨年の2月以来の人前本番(オンライン除く)、こちらでのコンサートグレードは2年以上ぶりです。

感染対策のため、各部の人数は8名まで。
最後の集合写真もアドバイザーの先生方の全体講評もなし。
集合写真はともかく、全体講評はとてもためになるので是非聞きたかったのですが、仕方がありません。
こうして演奏できるだけでも感謝です。

私が参加したのは大人のみの部。
男性3名に女性5名の計8名です。
私は休憩後のトップバッター、5番目。
どの方も、とても丁寧に練習を積み重ねられたんだろうなあ、と思うような、素敵な、心温まる演奏ばかり。
ピアノが本当に好きなんだろうなあ、と感じる演奏がたくさんありました。

私が弾いたのは、

課題曲 ワルツ変イ長調Op.39-15 ブラームス
自由曲 即興曲変ト長調Op.90-3   シューベルト

の2曲。

まずは、ブラームスで大失敗…。
細かい反省点はそれこそいっぱいありますが、とにかくラストの難所に入るところで指がもつれて止まってしまい、そのまま弾き続けることもできず、また何度かチャレンジしてもその場で弾き直すこともできず、結局少し戻って弾き直し…。
弾き直したにもかかわらず、やっぱりあまりうまく弾けないまま終了。
この曲は、家では自分なりにですが、だいぶいい雰囲気で弾けるようになったと思っていただけに、ショックでした…。

そして、シューベルト。
長く弾いているからか、こちらは大崩れはしなかったのですが、なんというか、自分で弾いていて聴こえてくる音がなんだか硬くガチャガチャして聴こえて…(特に内声のアルペジオ)
やっぱり焦ってしまい、いっぱいいっぱいの息苦しい演奏になってしまいました。

そんな感じでしたが、素敵なスタインウェイのフルコンで大好きなシューベルトを弾くことができて、本当に嬉しかったです(たとえ失敗しても、もう少し素敵な感じに弾きたかったけど…)
やっぱり本番では、普段の60%出せればいいところだなあ、私の場合^^;

聴きにきた夫は、今回はダメ出しはせず(私に言い含められた…笑)、「シューベルト、家で聴いている時はわからなかったけど、今回、(中間部の)低音がぐわっときてよかったよ」と(夫は低音好き)
これはピアノのおかげでしょうか。
アドバイザーの先生のお一人も左手の激しさを褒めてくださったので、ちょっと嬉しい。

結果は無事合格。
結果は気にせず…とはいえ、やっぱりちょっとほっとしました。
前回中上級4で合格して、2年後の今回が中上級3ですから、ステップアップではないんですけどね(ステップアップチャレンジの上級1は暗譜の壁に破れ、不合格)
でも嬉しいです。

アドバイザーの先生はお二人。
評価は、

SS: とても感動的な演奏でした
S  : とても良い演奏でした
A  : 良い演奏でした
B  : よくがんばりました
C  : もう一度チャレンジしましょう

の4段階で、多分全てB以上なら合格。
ブラームスはS2つ(大失敗したことを考えると、大健闘だったのでは)、シューベルトではSとSSを一つずついただきました。
シューベルトでは、お一人の先生から「心に届く演奏」とのコメントもいただき、何より嬉しかったです。
もう少し自分なりに納得がいく演奏ができればもっと嬉しかったのだけど…。
大好きな曲で、長く弾いているからか、自分に対する期待値が変に高くなっているのかな^^;(いや、そんなに弾けませんから…)

1ヶ月前に急きょ決めたことで、たくさん緊張もしましたが、参加して良かったです。
次は、8月の発表会。
やっぱりシューベルトリベンジかなあ…(いつまで弾けば納得できるのか…^^;)




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申し込んだのは、出るかどうか悩んでいたピアノの発表会ではありません。
発表会は8月、5月中に返事をすればいいので、次のレッスンでどうするか伝える予定。

申し込んでしまったのは、発表会ではなく、ヤマハコンサートグレード中上級。
一昨年の3月に中上級4にチャレンジしたのですが(弾いたのはトロイメライと愛の夢)、去年はコロナもあって、参加することは考えていませんでした。

ふと「そういえば今どうなっているのかな〜」と久しぶりにある楽器店のウェブサイトをチェック(前回申し込んだところです)
すると、前回参加した会場で、6月に開催されるとのこと。締め切りは一週間後。
ここはとても好きなサロンホールで、ピアノも素敵。
おまけにうちから近い。地下鉄に乗っている時間は10分くらいだし、いざとなったら自転車でも行けるかも?
なんて考えて、ほぼ勢いで、ウェブサイトの問い合わせ先から申し込み用紙を取り寄せてしまったのですが、さて、問題は一ヶ月後に弾ける曲があるのか。

課題曲のリストから1曲と自由曲の2曲を弾かなければなりません。
あと一ヶ月で本番…新しい曲は無理なので、弾いたことがある曲から。
実は、また参加したいなあ、と思っていたので、中上級3の課題曲の中から、ブラームスのワルツ(Op.39−15)を練習していたことがあります。
レッスンでも見てもらっていたし、去年の2月には、一度本番にも出している(出来はさておき)
自由曲は…一ヶ月後となると、今の段階で一番弾ける(ような気がする)シューベルトの即興曲90−3かなあ。
演奏時間は合計で8分まで。うん、なんとかなりそう(2曲合わせて7分ぐらい)

ということで(?)、締め切り間際、駆け込みで申し込んでしまいました(現金書留で郵送)
冷静になって考えてみると、本当に弾けるのか…とも思うのですが(直前まで仕事が忙しい)、ずっと本番演奏がなかったので、好きなピアノと好きなサロンホールで演奏できる(しかも近い!)という誘惑に勝てず^^;

なので、明日のオンライン弾き合い会が終わったら、改めて一ヶ月、ブラームスのワルツとシューベルトの即興曲に取り組むことになりました(付け焼き刃もいいところ)
そして、改めて発表会はどうしましょう。

コンサートグレードに出るからいいかなと思ったり(先生もコンサートグレードをするなら発表会はいいとおっしゃるかも?)、いやせっかくの機会だからちょっと遠くても(暑くても)がんばってチャレンジしたほうがいいかなと思ったり。
こちらは相変わらず直前まで悩むことになりそうです〜(そして、出る場合はまた曲を変えるのかどうかも…^^;)


ヤマハのコンサートグレードを受けてきました。

去年12月には、トロイメライ(課題曲)と愛の夢(自由曲)で中上級4を受けたのですが、今年は無謀にも上級1にチャレンジすることに。
愛の夢(課題曲)とエオリアンハープ(自由曲)です。

中上級までは視奏可ですが、上級からは暗譜必須。
本番直前まで、暗譜が安定せず、また、実力以上の曲に練習不足状態(練習期間だけはやたら長いけど)のため、難所は弾けたり弾けなかったりとやはり不安定(なぜもっと易しい曲にしなかったのか…)。
いろんな意味で不安しかなく、正直申し込んだことを後悔したりもしましたが、とにかく今回は、たとえボロボロになっても弾き直しても、何とか暗譜で最後までたどり着く、ということを目標にし(大変志の低い目標ですが^^;)、せっかくの機会、できるだけ楽しもう、と思って参加してきました。
ピアノはヤマハコンサートグランドピアノ「CFX」です。

私が参加したのは、午後の部で、大人ばかりの10名。
それも、ほぼ同年代か少し上、といった方達ばかり。
しっとりと味わいのある大人の演奏、個々の曲に対する思いが感じられる素敵な演奏がたくさんありました。
私のように明らかな準備不足な人はほとんどおらず(恥ずかしい)。

そして、問題の私の演奏ですが…

まず、愛の夢は、何と初っ端からいきなり迷子になりました。
最初の小節が弾けない…(涙)。
しばらく最初の小節をさまよった後、何とか弾き始めることに成功。
そのあとは、ありえないところで音を外したり、難所という難所は全てごちゃごちゃに。
エオリアンハープも然り。途中で、びっくりするぐらい変な音を鳴らしてしまったり、中盤の盛り上がるところで、どうにもならなくなってしまって、少し戻って弾き直したり、本当に本当に色々やらかしてしまいました。
でも、とにかく一番の不安だった、途中で弾けなくなって最後まで辿り着けない、ということにならなかっただけでも、本当に良かったです。
そういう意味では、当初の(大変低レベルの)目標は達成できたので、ほっとしました。
そして、本当にボロボロの演奏ではありましたが、途中、少しは音を聴いたり、響きを感じたりできたところもあったかなと思います。全体としてはダメダメでしたけど。

結果は当然のごとく、不合格ではありましたが、とにかく弾ききることができて、本当に良かったです。
でも、分かってはいても、不合格は凹みますね(T_T)
もう無謀な挑戦はやめよう。

全員の演奏が終わったところで、審査員の先生方の講評。

弱気だと音楽は伝わらない。失敗を恐れず自信を持つこと。
練習の時から、誰かに聴かれているつもりで。本番では、客席で聴いている自分もいるように。
音楽はネガティブな気持ちではできないので、必ず自分のいいところを探すこと。
ペダルを耳で踏む。踏みかえが甘い。自分の音をしっかり聴くこと。
曲への思いがあり、個性があるのはいいが、自然さを忘れない(どこまでやっていいのか。フレーズを大きくとる)。
もっと歌う。歌を自分なりに感じること。間違いなく弾くだけではだめ。音ではなく楽譜を読む。
バッハをもっと勉強すること(多声)。連弾もやったほうがいい(間)。

などなど。たくさん参考になる話を伺うことができました。

とにかく、一番気がかりだった本番が無事(とはとてもいえませんが、まあ一応)終わってほっとしました。
エオリアンハープは11月末のメイン先生の発表会でも弾くので、自分らしく、もう少し素敵に弾けるようになるように、あがいてみようと思います。

しかし、そもそもは、愛の夢とエオリアンハープをレパートリーにしたくて始めたのですが、ちょっと今の私にはいろんな意味で無謀だったかなということがよく分かりました^^;
これも、いい経験ですね。

ジル

Author:ジル
子供の頃習っていたピアノを、2015年の夏に再開しました。
のんびりマイペースにやっていましたが、最近は、ピアノに対する思いがやや上向き中。
ピアノの他には、茶道も細々と…。
夫と2人暮らしのアラフィフです。